15.12.10

作ってからが大切!反響の出るホームページの育て方

サイトの運用,

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工務店の名簿獲得数 21ヶ月連続前年同月比増を更新中!

「ホームページは、作ってからがスタート。」

住宅と同じく、ホームページも完成してからが、“ 本当のスタート ” です。
・・・と、いくら頭では分かっていても、いざ完成してしまうと達成感から気が抜けて、しばらく放置。
他の業務の合間に、時々ニュースやブログは更新するけれど、だんだん頻度も落ちてきて・・・

という会社様は、とても多いと思います。(安心して下さい^^!)

今回は、ホームページからの反響を左右する最大のポイントとも言える「作ってからの育て方」についてです。
本当に「作ってからがスタート」を実践して、成果が出ている会社様の話です。
皆様の会社でも取り入れられる話ですので、是非参考にしてみて下さい。

定例ミーティングというスタイル

弊社でも、以前はホームページが完成して納品が終わるとパッタリ連絡が途絶え、ごくたま~に「ページ更新」のご連絡を頂く程度、というスタイルでした。
(一般的な、ホームページ制作会社のスタイルですね。)

でも、ある時クライアント様からのご要望で、その会社のホームページ完成後も、月に一度の定例ホームページ・ミーティングを開催するスタイルを取ったところ、これまでのクライアント様よりも格段に高い反響を獲得することが出来たのです。(上のグラフが、そのクライアント様の実際の反響数データです。リニューアル前に比べて反響数が増えたのはもちろんのこと、その後2年以上経過した今も、月間の反響数で前年同月比増を更新し続けています。)

その後、こうしたホームページ完成後の「定例ミーティングを行うスタイル」を幾つかのクライアント様で実践したところ、やはり同様に成果に繋げることが出来ました。
(逆に言うと、定例ミーティングを実施していないクライアント様では、そこまで劇的な成果を上げることが出来ていないのが現状です。)

では、一体なぜ定例ミーティングを行うと、成果に繋がるのでしょうか。
そのミーティングとはどのようなものなのでしょうか。
これまでの経験から、私なりに感じていることをご紹介します。

強制的にホームページのことを
考えなくてはならなくなる仕組み

まず、この定例ミーティングの効果として最も私が感じているのが、「ホームページのことを考える場・時間が、月に一回強制的に必ず訪れる」ということの恩恵です。
多くの工務店様、地域ビルダー様の場合、Webマーケティングに精通した専任のホームページ担当者がいらっしゃる会社は少ないでしょう。(私は、会社の中にはそういう人は不要論者なので、それで良いと思いますが^^;)
というより、専任どころか営業の方が兼務されている会社様も多くあります。

もちろん、専任のホームページご担当者や広告部門の方がご担当の会社様もありますが、それでもその方・部署の守備範囲は結構広く、チラシ・パンフ・外装品・イベント企画は当たり前、更には「商品企画」や「新卒採用」までご担当されているところまであります。
これではいくらホームページ担当とは言え、日々の情報更新をこなすだけで精一杯。とてもアクセス解析から客観的なデータを眺めて課題を探ったり、他社のWebへの取り組みを調べたり、最新のWeb動向をチェックしたり・・・というところまでは手が廻らなくても仕方ありません。

そんな時、私が月に一度必ず訪問してミーティングを開催することで、せめてその数時間だけはホームページのことを集中して考える場が生まれるのです。
ミーティング時間は、会社様によってまちまちですが、だいたい2~4時間程度、長い会社様では6時間にも及ぶこともあります。

継続による知識の蓄積と、反復による理解の深まり

こうしたミーティングは、必ず定期的に開催することをお勧めします。
何か課題が生まれた時や「不定期」での開催にすると、あっという間に3ヶ月、半年経ってしまい、結果半年間何も動いていなかった、となりがちです。

また、どこかの英会話学習法ではありませんが、毎月一回強制的にアクセス解析の数字やWeb関連の話を聞き続けるだけで、それまで全くWebの知識が無かった方でも、さすがに半年もすればWebの何たるか?(アクセスとは何か?反響とは何か?押さえどころの数字はどこか?)ぐらいは多少察しがついて来るものです。

更に、毎回参加メンバーをある程度固定化することで、参加者同士に共通言語が生まれ、課題の共有もしやすくなり、前向きな議論や的を射た改善要望が出やすくなってきます。(←サラっと書きましたが、ここがポイントです^^! 大切なのは小手先のテクニックではなく、社内の人のWebへの理解度アップと前向きな問題意識・参加意識なのです。テクニックには流行廃りがありますが、知識と意識は不変の財産です。)

逆にこれが不定期や半年に一回程度だと、毎回ゼロから巻き戻って説明しなければならない上に、目的・目標を見失いがちとなり、「反響」への影響度が低い改善要望ばかりが出て来てしまう負のスパイラルに陥りがちです。
これでは、なかなか成果に繋がりません。

社長、経営幹部、せめて決裁権を持つ方の参加を

続いて出席メンバーについて。
これは、定例ミーティングを開始する際に、私からクライアント様にお願いしているのですが、出来れば社長の同席があると助かります。
それが難しい場合は、経営幹部やある程度の決裁権限を持つ事業部長や部門長でも構いませんが、やはり月に一度のミーティングなので、その場で「やる/やらない」をどんどん決めて行かないと、物事が前に進まず、結果反響にも繋がり難くなります。

アクセス解析の話から、経営課題や営業方針の話まで

では、どんなことを話すのか?
当たり前ですが、ホームページというものは、会社の顔であり、その会社の経営方針やその時々の営業戦略に沿ったものでなければなりません。
「お客様からどういう会社として見て貰いたいのか?」「どの商品・分野を伸ばして行きたいのか?」「他社との差別化要素はどこなのか?(どこにして行きたいのか?)」「今後は、どういう方向に舵を切るのか?」「来期の新卒採用予定はあるのか?」などなど。

ですから、私も定例ミーディングでアクセス解析データを見ながら、「今期、必ず売らなければならない分譲地はどれですか?」「会社としては、どの商品を一番売って行きたいのですか?」「この商品の売りはどこですが、Webでどこまで見せますか?初回接客時の流れはどうですか?」「この商品が一番集客力があるので、こういう見せ方に変えませんか?」など、突っ込んだ話をせざるを得ません。

時には2時間ほどWebの話をまるでせずに、営業方針や商品戦略、果ては人員体制や給与体系の話をすることもあります。
ですが、「ホームページ」というものが、その会社の顔であり、それを表現する場である以上、上っ面のデザインだけの話だけでは終わらないのは仕方が無いことなのです。むしろ私が月に一度伺うことで、ホームページの「アクセス解析」がきっかけとなり、そういった大切な議論がなされる場が生まれるのであれば本望です。

そのためにも、参加者は出来るだけ上層部の方にも加わって頂くことが望ましいのです。

継続することが何より大切で、大変なこと

以上、反響が出るホームページ作りにとって、私が最も大切と考えているポイント=「定例会議」について、いかがでしたでしょうか。

何も、外部の人間を呼ばなくても、もちろん社内メンバーだけでも出来ることです。
毎月一度固定メンバーで集まって、アクセス解析の数字を見ながら、自社の経営計画と実際の営業数字を照らし合わせ、課題を見つけて、改善策を話し合う「だけ」です。

ただ、お察しの通り、最も難しいのは「継続すること」です。
私も一人の経営者として日々痛感していますが、継続しなければ意味が無いことはたくさんあります。(むしろ、それしかありませんね。)
いかに組織の文化として定着・継続させるか、それが難しければどうやって「継続せざるを得ない仕組み」を作るか?が大切です。

社内メンバーだけでは自信が無い場合は、貴社のホームページ制作会社のご担当者に声を掛けてみて下さい。
毎月定例となると、当然費用は掛かると思いますが、ホームページからの反響数(=集客単価)を考えれば、決して高いものにはならない(結果が伴えば)はずです。

もし、そういったアテの無い方は、是非私に声を掛けて下さい^^ いつでも伺います!

それでは今日はこの辺で。
皆さんのビジネスがうまく行きますように。