修行とは・・・嫉妬とは・・・

来週、久しぶりに落語を聞きに行くことになった。
今、 「最もチケットが取れない落語家」 と言われている
立川談春の独演会。
チケットが取れない、というだけあって、
この人の落語を聞くのは、これが初めて。
チケットが数枚あったので、うちのスタッフに聞いたところ、
「是非、行きたい!」 という言葉と共に、
上の 「赤めだか」という、本人が書いた本を貸してくれた。
この本、立川談春氏の幼少~真打になるまでの
半生記なのだけれど、とても面白かった。
さすが噺家、と思わせる滑らかな筆使いに、
ページを捲るのももどかしいぐらい、
久しぶりに一気に読んでしまった本である。
詳しくは、是非読んで頂きたいのだけれど、
心に止まった言葉を2つ程、ご紹介。
1つ目は、彼が立川談志に弟子入りした後、
いきなり魚市場で修行をさせられたり、
はたまた突拍子も無い指示を受けたりする中で、
師匠に言われた言葉。
「修行とは矛盾に耐えることだ」
これは深い。
唸ってしまった。
何も、落語界に限らず、仕事でも、スポーツでも、
どんな社会にも共通する言葉だと思う。
「教育」や「指導」などという、回りくどくて、
もっともらしい、小奇麗な言葉ではなく、
「矛盾」と言い切るところに、凄みと心地よさを感じる。
ほんと、その通りだと思う。
2つ目は、談春氏の弟弟子である志らく氏に、
真打昇進で、先を越された時に、師匠(立川談志)に
掛けられた言葉。
「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを
口であげつらって、自分のレベルを下げる行為、
これを嫉妬と言うんです。
一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。
本来なら、相手に並び、抜くための行動、生活を送れば
それで解決するんだ。
しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。
芸人なんぞそういう輩の固まりみたいなもんだ。
だがそんなことで状況は何も変わらない。よく覚えとけ。
現実は正解なんだ。
時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。
現実は事実だ。
そして現状を理解、分析してみろ。
そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。
現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。
その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う」
・・・と、一部だけ抜粋しようとしたのだけれど、
どの言葉も重みがあって、凄みがあって、
大切な言葉だったので、削れなかった。
それ程に、とても良い言葉である。
落語協会から脱会するという前代未聞の行動を起こし、
己の芸にひたすら向き合い、磨き上げ、
孤高の地位を築いた立川談志の言葉だからこそ、
尚更、重みを増す。
これからも、コトあるごとに、読み返したい言葉である。
興味がある方は、是非読んでみて下さい。
久々のオススメ書籍です。
2011年10月16日 23時50分00秒
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40年も前なのに色褪せない

頂きものの話が連続して恐縮だけれど、これまた頂きもの。
ソニーの創業者、井深大氏が今から40年前の1971年に書かれた
「幼稚園では遅すぎる」という書籍。
確かに、3歳までで、その後の成長を決定づけるような、
脳の重要な部分の大半が作られる、という話は何度か耳にしたことがある。
この本では、そのあたりのことについて、豊富な研究結果や、
教育者の実例と共に、3歳までの幼児教育の重要性、
そして親の接し方が紹介されており、とても面白く、勉強になった。
しかし、ソニーと言えば、言うまでもなく電気メーカーである。
そして、井深氏といえば、やはり生粋の技術者のイメージがある。
そのような会社・人物が、日本の未来のために財団まで作り、
活動されていたことなど、恥ずかしながら全く知らなかった。
書籍に書かれているけれど、
井深氏自身のお子さんが障がい児で、育児に大変ご苦労されたこと、
また、乱れていく日本の社会を見、将来を危惧して、
「21世紀を担う、よい人柄のよい人間を育てよう」を目的に、
「教育」の中でも、とりわけその後の成長への影響の強い、
「幼児教育」の財団を設立されたそうである。
その意思は、
現在も 「公益財団法人 ソニー教育財団」として、
しっかりと継承されている。
ちなみに、この財団が作られたのは1972年。
今となっては、企業の「CSR」活動など当たり前となっているが、
今から約40年も前に、そのような考えを持たれ、
且つ実践されていたことに、ただただ驚く。
やはり、大経営者と言われる人は、圧倒的に凄い。
書籍の内容も去ることながら、
改めて井深氏という人物に興味が湧いてきた次第。
もちろん書籍の方は、非常に勉強になるし、
とても40年も前に書かれたとは思えない、
今でも全く色褪せていない内容だった。
小さなお子さんをお持ちの方には、
是非、一度読まれることをお勧めします。
2011年08月28日 23時50分00秒
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久しぶりのヒット!

年に一度ぐらい、
とても漫画が読みたくなる時期がある。
で、今回もそれが来たので、今話題(?)の
「進撃の巨人」を読んでみた。
あらすじは、こんな感じだ。
人を食べてしまう謎の巨人が現れて、危機に瀕した人類は、
高さ50mもの大きな壁を作って、その中に暮らすことを決断する。
その後100年間、とくに巨人に侵入されることもなく、
平和な日々を送っていた。
が、突如その50mの壁から顔を出すほどの巨大な巨人が現れて、
人々は、100年前の恐怖を思い出す・・・
何とも、今回の震災~津波、
そしてスーパー堤防の話に似ているではないか。
危機に陥った時の狼狽、そして復興~平和を当たり前と勘違いし、
突如、再び襲う恐怖に、またしても狼狽する。。。
事前に聞いていた評判通り、
画力の粗さには、当初かなり戸惑ったけれど、
話が進むに連れて、徐々にそれにも慣れてくる。
むしろ、それを上回るストーリーの面白さに引きこまれた。
久しぶりに、面白い漫画かと。
興味がある方は、是非。オススメです。
但し、画力の粗さは覚悟して下さい。
2011年06月07日 23時50分00秒
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発売です!

当社でWebサイトのお手伝いをしている
雑誌tocotocoの最新号が今日発売。
今回は、初の行楽シーズンに合わせて、
アウトドア&お出かけの特集。
お洒落なアウトドアグッズや、
お子さんとお出かけするのにオススメなスポットが
紹介されているので、ご興味がある方は是非!
サイトの制作当初は、まだ子供ができていなかったので、
まさか自分が愛読するとは思っていなかったけれど、
今や完全に、夫婦揃って発売を楽しみにするようなってしまった。
tocotocoのWebサイトはこちら>>
2011年04月28日 23時50分00秒
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行きたくなる、読みたくなる

連日のJALネタで恐縮ですが、今日はJALの会員誌の話。
これも、昨日のサクララウンジに関係しているのだけれど、
ラウンジを利用出来る利用者には、このような冊子が
毎月送られて来る。
いつも、行ったことも無いような海外の暮らしや文化が、
きれいな写真と文章で紹介されているので、
海外旅行好き(随分行っていないけれど)な私としては、
密かに楽しみにしているものである。
(経営不振で、休刊してしまっても仕方が無いとは
思っていたけれど、今のところ大丈夫そう。良かった。)
という訳で、今月号をパラパラとめくっていたら、
何と、今月号は、村上春樹氏による、ギリシャ紀行が
掲載されていた。
高校生の頃、初めて村上春樹氏の小説を読んで以来、
その後ずっと今に至るまでのファンとしては、たまらない企画。
村上春樹氏にとってギリシャとは、ちょっと特別な場所である。
そう、氏が日本を遠く離れて書いた小説こそが、
昨年映画化もされた「ノルウェイの森」。
当時、数ヶ月間住んだギリシャのミコノス島とスペッツェス島。
25年前の記憶を辿りながら、再び島に降り立つ氏のエッセーを
読んでいると、まるで自分もその島に行っているような気分になる。
本当に、この人のエッセーは読みやすく、楽しい気分になる。
久しぶりに、ビジネス書やネットから得る情報ではなく、
小説にどっぷりと漬かってみたくなってしまった。
ちなみに、当時の村上春樹氏のギリシャ紀行をまとめたエッセーは、
「遠い太鼓」で読める。
個人的には、結構好きなエッセー。
2011年04月23日 23時50分00秒
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